最近読んだ本
前に書いた読書日記を見たら11月16日!なんて間が空いたことかしらあのとき「チボー家の人々」は6だった。今は8!全然進んでない~色々他の本を読んだりもしたけど海外の古典は言葉が難しいのよねこのまえTVのバラエティ(?)クイズ番組はそうだよね?で高学歴タレントが漢字検定1級に挑戦するのがあっていたけどそれに出てくるような難しい漢字が使っていたりするので、付箋をして辞書で調べたりなかなか文章自体が日本語らしくない(←この表現あってるかな?)たとえば「均霑」ってわかります?「きんてん」で意味は”生物が等しく雨露の恵みにうるおうこと”らしいんだけどこの手の漢字検定級の漢字がけっこう出てきます。(PCでも変換でないから部首で探したわ)だったら読むのやめりゃいいじゃんって思うけど、へそ曲がりの私はついつい読んでしまうんですよね。何度も図書館で延長しているのに全然予約が入らないし、、
8巻から11巻は「1914年夏」でごぞんぞ第一次世界大戦に突入するまでのいきさつがあります。1914年6月サラエボでオーストリアの帝位後継者フランツ・フェルディナント夫妻がサラエボでセルビア青年に暗殺されたことがきっかけでオーストリア・ハンガリー帝国がセルビアに対し最後通牒をつきつけ、セルビアのバックにつくロシア、ロシアは日露戦争敗退後コンスタンチノーブル目指しバルカンを南下、又領土的野心に満ちたドイツそれを包囲するイタリアフランスなどを巻き込んでのヨーロッパの動きが、革命青年となった主人公のジャック・チボーやそれを取り巻く兄のアントワーヌや友人のダニエル、恋人のジェンニー、戦争回避へと動く各国に同志たち、、またこの著者デュ・ガールの特徴として虚構の中に実際の登場人物を登場させ小説主人公と関係を持たせたり、主人公に現実の歴史の中で実際の歴史を動かす役割をさせたりとこれだけ長い小説だと大河ドラマ風になるんですかね。確かこの時代は日本でも今話題に取り上げられる「蟹工船」などプロレタリアが資本家に対して劣悪極まりない労働条件や搾取に反発してゼネストや社会主義に刺激された革命などが登場していますよね。まあ日本のよりは面白いです。実際ジャン・レオン・ジョーレスという左翼の政治家(1859~)が登場します。まだまだ先は長いですが目を大切に読めるとこまで読むつもりです。
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